南大東ってどんな島?
南大東島は沖縄本島から約360km東に位置する、沖縄県の大東諸島に属する島です。
面積約29.5平方キロメートルの小さな島で、人口はおおよそ1,000人程度。島全体が平坦で、農業と漁業が盛んな地域です。
自然豊かなこの島は、サンゴ礁が隆起してできた地形が特徴的で、美しい海や、温暖な気候が魅力です。特に島の中心部にはサトウキビやパパイヤの農地が広がり、島の特産品が多くあります。静かな環境と手つかずの自然が魅力で、訪れる人々に癒しを提供しています。
南大東の食
南大東島の代表的な料理といえば、大東そばと大東寿司です。
大東そばは、南大東島の代表的な郷土料理です。沖縄そばとは少し異なり、平打ちの太めの麺が特徴で、柔らかくもちっとした食感が楽しめます。いちごいちえでは燻したキハダマグロとメバチマグロからだしをとりスープを作っています。
大東寿司は、みりん醤油の特性ダレに行け昆田サワラやマグロを、甘酢で味付けしたシャリと一緒に握った寿司です。
魚がおいしい南大東
南大東島周辺の海は、豊かな海洋資源に恵まれています。
特に「ナワキリ」と呼ばれる深海魚が有名で、島の人々に愛されています。この魚は丈夫なアゴと鋭い歯が特徴的で、しっかりと乗った脂が魅力です。刺身や焼き魚、煮付けなど様々な料理法で楽しまれており、その味わい深さは地元の人々に愛されています。いちごいちえでは、ナワキリの刺身を食べることができますよ。
アクセス
南大東島へは、那覇から飛行機もしくは船で行くことができます。
■飛行機で行く 場合
区間:那覇空港~南大東空港
所要時間:約1時間
午前便・午後便各一往復
■ 船で行く
区間:泊港南岸~南大東島
運航:週1便か2便
(月に4~5回)
所要時間:13時間
南大東島周辺の気象・海象状況により運航延期・変更の可能性があります。
運航スケジュールは大東海運 株式会社の公式HPをご覧ください。
独特な地形
南大東島は、サンゴ礁が隆起してできたカルスト地形で、島を平面状にみるとお盆状に周囲が盛り上がっていて、海に向かうほど標高は高くなっています。
島内にはたくさんの大きな池がありますが、すべて地下で海と繋がっているため汽水域となっており、オヒルギ等のマングローブが生息しています。
また、非常に多くの洞窟があり、大規模な鍾乳洞が有名です。なかでも星野洞は島内随一の観光名所です。
独自の文化
南大東島は、八丈島からの開拓者によって切り開かれ発展してきました。そのため、沖縄本島やほかの島とは違った、八丈島・大和・沖縄文化が混ざりあった独自の雰囲気があります。お祭りでは、沖縄では珍しくお神輿や山車が使われ、江戸相撲の行事があります。
「おじゃりやれ」は八丈島の言葉で、「いらっしゃい」という意味です。
南大東島は、観光地化されていないそのままの風土、文化を楽しめる場所です。
ぜひ一度、おじゃりやれ!